けれど、頭皮のことを考える機会は、意外と少ないかもしれません。
額の生え際を境に、顔と頭皮の皮膚は途切れることなく続いています。呼び方が変わるだけで、もともとは同じ一枚の皮膚です。
顔まわりの印象を整えたいと思ったとき、その土台にあたる部分にも目を向けてみる価値があります。
夏の頭皮は、体のいちばん高い位置で日差しを受け止めています。日傘や帽子を使っていても、分け目のあたりは無防備になりがちです。
加えて、汗と皮脂の量が増える季節。髪に覆われて熱がこもりやすく、一年でもっとも忙しい状態になります。
夕方になると、なんとなくべたつきが気になる。そう感じる日が増えるのは、この時期ならではです。
汗をかいた日は、しっかり落としたくなるもの。ただ、爪を立ててこすったり、熱いお湯を長く当てたりすると、必要なうるおいまで流れてしまいます。
濡れた頭皮をそのままにしておくと、湿った状態が長く続きます。暑い季節ほど自然乾燥で済ませたくなりますが、まず根元から風を当てて、早めに乾かすことをおすすめします。
分け目を毎日同じ場所にしない。そんな小さな工夫も、日差しの当たり方を分散させてくれます。
顔のケアはもちろんですが、夏のあいだだけでも、頭皮にも少し意識を向けてみてはいかがでしょうか。